映画で学ぶ|ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル Jumanji / Welcome to the Jungle
I would rather…(I’d rather…)を使って
無理やりな要求を断ってみよう
 
		日本で英語漬けになる環境を作るのが難しいなら、日本語字幕がない映画の公式予告編でリスニング力を鍛えましょう。映画情報を知ることができて、リスニングの学習にも役立ちます。今回は体感型アトラクション・アドベンチャー映画『ジュマンジ』です。
作品情報
『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』
 原題:Jumanji / Welcome to the Jungle
 日本公開:2018年 4月6日(金)
 
あらすじ
学校で居残りをさせられていた高校生4人は「ジュマンジ」という名のソフトが入った古いテレビゲーム機を発見。プレイするキャラクターを選んだ途端、4人はなぜかゲームの中に吸い込まれてしまった! そして、現実の自分とは身体も性格も性別までも違うキャラに入れ替わり! 気弱なゲームオタクは、勇敢で無敵なムキムキ冒険家に。セルフィー大好きうぬぼれ美女は、まさかのデブオヤジの地図専門家という衝撃的な姿に! しかも、そこはジャングル! カバ、ジャガー、ゾウ、ヘビ、サイ! 現実世界に生きて帰りたければ、もはや、難攻不落のステージを各自のスキルを使ってクリアするしか道はない。ライフは3回。使い切ったらゲームオーバー…。果たして彼らは、〈ゲームクリア〉して現実世界に戻ることができるのか―!?
 
みどころ
実在するボードゲームを題材に製作され大ヒットを飾ったロビン・ウィリアムズ主演『ジュマンジ』(1995年)。その続編として、パワーアップ、そしてアップデートされた内容で製作、全世界で大ヒットとなったロック様ことドウェイン・ジョンソン主演『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』。公開3週目でスター・ウォーズを抜き全米3週連続No.1、6週目に他作品にNo.1を譲ったものの、7週目に返り咲き。これはタイタニック以来の快挙という、驚きの快進撃を続けてきました。
最後の公開国となる日本。ロック様も「日本で4月に公開されるのが楽しみ!」とSNSでメッセージを贈っています。ユーモアが散りばめられ、笑いとドキドキが止まらない体感型アトラクション・アドベンチャーの本作には、期待大です。
 
知っておきたい英語・文化のワンポイント
I would rather…(I’d rather…)の使い方
全世界で大好評の本作。テレビゲームの中に入ってしまうという展開が、私達テレビゲーム世代には興味津々ですね。さてゲームの舞台はジャングルということで、さまざまな危機が襲ってきます。現実世界では、ひ弱な感じのスペンサーと、体の大きなアンソニーが、ゲームの中では立場が逆転。何かに追われる場面で、スペンサーがアンソニーをおぶって逃げようとするところで、こんな会話が繰り広げられます。
We gotta go. Get on my back. 逃げなきゃ。僕の背中に乗れ
 Hell no! 絶対嫌だ!
 I’ll carry you. Come on! おぶってやるよ。早く!
 I would rather die. 死んだ方がましだ
よっぽどおぶってもらうのがイヤだったのが分かりますね。
 自分がイヤなことをさせられそうになった時に、誰もがイヤだと思うことを例えに出して、「~の方がまし!」という言い方が、今回の表現、I would rather (I’d rather)…です。さっそく例文を見てみましょう。
例文①
 (雑誌の編集会議で)
A: We’re writing an article on Noni*. I need you to drink Noni and report what you think.
 A: 「ノニ」についての記事を作成します。あなた「ノニ」を飲んで感想を言ってください
 B: Isn’t Noni famous for it’s disgusting taste? I’d rather eat mud!
 B: 「ノニ」って、とんでもない味で有名じゃないですか? それなら泥食べた方がましですよ!
 A: It’s very good for your health. You’ll thank me after you drink it.
 A: とっても健康にいいのよ。飲んだ後、私に感謝するわよ
 B: Then you drink it yourself! I’m going home!
 B: じゃあ自分でやってくださいよ! 私は帰ります!
*ポリネシア地方で薬として使われる植物「ノニ」を発酵させたジュース
「ノニ」ジュースの味は、酸っぱい・苦い・くさいが合わさった強烈な味ですが、ポリネシアの人々の健康を昔から支えてきた薬で、日本でも(高価ですが)売られています。自分から飲みたいというならまだしも、飲んだことのない人が飲めと言われて、素直に飲めるものではありませんので、抵抗したくなる気持ちも分かりますね。
ただ、実際に好きで飲んでいる人の前では、I’d rather eat mud! と言うのは控えた方がいいかもしれませんね。
例文②
 A: We’re planning on building an island resort. You, go to that island for one year and check it out. 
 A: ある島をリゾート開発しようと思っている。君、その島に1年滞在し、様子を調べてきなさい
 B: Where, uh, where is that island?
 B: そ、その島はどこにあるんですか?
 A: It’s an uninhabited island halfway between Japan and Hawaii. You have to prepare your food, water, and shelter. You’ll receive a \100,000 bonus. 
 A: 日本とハワイの中間地点にある無人島だ。食べ物、水、家は自分で用意するように。ボーナスとして君には、10万円が支給される
 B:\100,000 bonus?! That’s absurd! I’d rather quit!
 B:10万円?! とんでもない! それなら会社を辞めた方がましですよ!
 A: That’s too bad… If you agreed, we were going to give you a \100,000,000 bonus…
 A: そうか、残念だな…行くと言えば、ボーナスを1億円渡そうと思っていたが…
 B: Well, if you have that much confidence in me, I guess I’ll go.
 B: ん~、そんなに僕に期待してくれているなら、行きますよ
突然思いもよらない外国に転勤が決まったとか、上司と二人きりで強制的に飲みに連れて行かれることになったとか、I’d rather quit! と愚痴を言いたくなる場面もありますね。
その他、「ムリヤリ何かをさせられそうになった時、それに抵抗するための表現」として覚えてみてください。この表現が頻繁に使われるような人生だと、ちょっと困りますが…。
日本語なしの予告編の動画はこちら
上のフレーズを聞き取りながら、予告編を見てみましょう。「あらすじ」も参考にするとさらに理解度も違ってくるので、わからないところはもう一度チェックしてみましょう。
次のページではすべてのセリフと日本語訳の掲載があるので、答え合わせもできます。














 
        
        
         
        
         
       













 
  

 
   
   
      