毎日Eトレ!【1655】環境問題の長文への対策をしよう!
デイビッド・セイン先生が教える
IELTSスコアアップのコツ

セイン先生がIELTS対策で役に立つ英語をご紹介します。欧米留学では必要になるIELTS、ぜひこちらのコラムをご覧ください!今回は、環境問題の長文対策、です。
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Many factories release untreated waste into rivers, which harms aquatic ecosystems. In some areas, fish populations have declined significantly due to the accumulation of toxic substances in the water.
多くの工場が未処理の廃棄物を川に流し込み、水界生態系に害を及ぼしている。水中に有害物質が蓄積することで魚の個体数が著しく減少している地域もある。
廃棄物が生態系に悪影響を与えている
IELTSの長文には、こうした環境問題の文章もよく出てきます。本文のあとに、内容を理解できているかを問う設問が続きますが、大切なのは、設問では本文とまったく同じ語句は使われないという点です。
上の文章で「未処理の廃棄物」を表す untreated waste が、選択問題では wastewater(廃水)などと言い換えられるかもしれません。また、accumulation of toxic substances(有害物質の蓄積)という長めの表現が、選択肢において pollution(汚染)という短いひとことで出てくる可能性もあります。こうした一語に圧縮する言い換えを見抜けないと、選択問題で失点しがちです。逆に、設問が本文の何に言及しているのかがわかると、長文のどこを読めばよいかがはっきりし、正解選択肢を選べる力がぐっと上がります。
一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現
Toxic waste from industrial activity has reduced fish numbers and damaged river ecosystems.
産業活動による有毒廃棄物が魚の数を減らし、河川生態系を損なっている。
▶この文は、本文の2つのセンテンスをまとめてパラフレーズした例です。ここでは、本文の fish populations have declined(魚の個体数が減少した)という部分が ... has reduced fish numbers(~が魚の数を減らた)と、主語と目的語を入れ替えて表現されています。また、aquatic ecosystems がより具体的な river ecosystems(河川生態系)という表現になっていて、水全般ではなく「川」だけに限定して言い換えたことで、正解に影響が出るかがポイントになります。
講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne | |
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日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。 |
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