毎日Eトレ!【1660】じっくり煮込む! 味わい深さの秘密

デイビッド・セイン先生が教える
料理にまつわる美味しい英語表現

英語でこれって何て言うんだろう? 日常会話で使う表現を、人気英会話講師のデイビッド・セイン先生が料理に関する英語を解説してくれます。今回は、じっくり煮込む、です。

 

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Let the stew simmer gently for an hour to develop depth of flavor.

味に深みを出すため、シチューを1時間ほど弱火で煮込んでください。

 

シチューを弱火で煮込む

今回も英語の料理レシピでよく用いられる表現を紹介します。キーワードは simmer です。

動詞の simmer には「ことこと煮える(煮る)」という意味があり、表面が軽く泡立つ程度の火加減で、じっくり加熱することを指します。例文中の Let the stew simmer gently は「シチューが静かに煮えるようにする」ということで、つまりシチューを弱火で煮込むことを表しています。また、depth of flavor は「味の深み」という意味です。前にある動詞 develop は、ここでは「引き出す」といったニュアンスで使えるため、develop depth of flavor で味に深みを出すことを表しています。食材のうまみを引き出すには、火加減や時間が重要ですよね!

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

The tomato sauce should remain at a low simmer until it thickens.


トマトソースはとろみがつくまで弱火で煮詰めます。

 

▶simmer は名詞として「ことこと煮えている状態」を表し、remain at a low simmer で「弱火の煮込み状態を保つ」という意味になります。thicken(濃くなる、厚くする)は、料理用語では「とろみが出る、とろみをつける」という意味で、ソースなどに関して用いられます。

 

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

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