毎日Eトレ!【1661】環境に優しいだけじゃない?

デイビッド・セイン先生が教える
IELTSスコアアップのコツ

セイン先生がIELTS対策で役に立つ英語をご紹介します。欧米留学では必要になるIELTS、ぜひこちらのコラムをご覧ください!今回は、環境に優しいだけじゃない、です。

 

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Renewable energy can cut carbon emissions and help tackle climate change. However, building large wind or solar farms sometimes disturbs wildlife habitats and changes the natural scenery in rural areas.

再生可能エネルギーは二酸化炭素の排出を減らし、気候変動対策に役立つことができる。しかし、大規模な風力発電所や太陽光発電所を建設すると、ときには野生生物の生息地を乱したり田舎の自然景観を変えたりすることもある。

 

大規模な発電所を建設すると…

IELTSの文章を読む練習をするにあたって大事なのが、文中に出てくる概念を別の英語で表現するとどうなるかを考えることです。上のような本文があった場合、cut carbon emissions(二酸化炭素の排出を減らす)という部分が、設問では lower greenhouse gases(温室効果ガスを削減する)と表現されているかもしれません。

また、disturbs wildlife habitats(野生生物の生息地を乱す)という部分が、damages nature(自然を破壊する)と表現される可能性もあります。こうした別表現の妥当性がわからないと、たとえばYNNG問題で、本文の内容と一致するか(Yes)、一致しないか(No)、あるいは触れられていないか(Not Given)を正確に判断できなくなります。だからこそ、日頃から「同じ内容をほかにどう表現できるか」に目を向けておきましょう。

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

Green energy reduces pollution but big projects can harm animals and affect beautiful landscapes.


グリーンエネルギーは汚染を減らすが、大きなプロジェクトが動物に害を与えたり美しい景色に影響を及ぼすこともある。

 

▶この例文は、本文を短くまとめた形です。carbon emissions(二酸化炭素の排出)は pollution(汚染)に、natural scenery(自然の景観)は beautiful landscapes(美しい景色)に置き換えられています。このような別表現に慣れているかどうかで、IELTSの正解率は大きく変わります。英語の意味を日本語と一対一で覚えるだけでなく、異なる英単語を使ってなんと言えるかにも注意して読むようにしてみてください。

 

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

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