毎日Eトレ!【1665】家族と個人の関係とは!?

デイビッド・セイン先生が教える
TOEFLスコアアップのコツ

セイン先生がTOEFL対策で役に立つ英語をご紹介します。米国留学、大学院進学では必要になるTOEFL、ぜひこちらのコラムをご覧ください!今回は、家族と個人の関係、です。

 

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In many traditional societies, kinship plays a central role in shaping social organization. Relationships within extended families often determine an individual's responsibilities and status.

多くの伝統的な社会では、親族関係が社会構造の形成において中心的な役割を果たす。拡大家族内での関係性が、その人の役割や地位を左右することが多い。

 

社会系のパッセージで問われること

TOEFLでは、「社会科学」のジャンルとして人間社会に関する話題が出題されることもしばしばです。今回の例文は、伝統的な社会構造(social organization)においては家族関係が個人の立場に強く影響することに焦点を当てています。注目すべき語句は kinship で、「親族関係」を表します。family と似ていますが、血縁・婚姻・養子など広い意味を持ち、社会学の文脈でよく出てくる単語です。この概念を第2文で Relationships within extended families と展開しています。extended family(拡大家族)は、祖父母・叔父・いとこなどを含む家族単位です。

このような文章からは、ボキャブラリー問題が作られやすいのですが、同じパッセージ内で別表現で説明されている場合もあるので、見逃さないことがスコアアップするうえで重要になります!

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

This contrasts with modern societies, where personal achievement is typically more influential.


これは、一般的に個人の業績のほうが重視される現代社会とは対照的である。

 

▶TOEFLの社会系の文章では、「伝統 vs 現代」「個人 vs 集団」といった対比構造がよく登場します。この文は、前に述べた伝統社会との明確な「対比」を示していて、家族関係よりも personal achievement(個人の業績)によって地位や役割が決まる、というのが現代社会の価値観ですね。contrast with ...(~と対照をなす)は比較の定番表現です。

 

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

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