毎日Eトレ!【1673】人はなぜ立ち上がったのか? 二足歩行の進化を読む
デイビッド・セイン先生が教える
TOEFLスコアアップのコツ

セイン先生がTOEFL対策で役に立つ英語をご紹介します。米国留学、大学院進学では必要になるTOEFL、ぜひこちらのコラムをご覧ください!今回は、二足歩行の進化を読む、です。
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Early hominins are thought to have developed bipedalism for several possible reasons, including more efficient travel across open landscapes. This adaptation also freed their hands for carrying objects and using tools.
初期の人類は開けた土地を効率的に移動するためなど、いくつかの理由から二足歩行を発達させたと考えられている。この適応によって手が自由になり、物を運んだり道具を使ったりできるようになった。
手で物を運べるようになった
今回の文章の主題は人類の二足歩行です。ヒトが二足歩行を発達させた背景には、several possible reasons(いくつかの考えられる理由)と、複数の説があることが示唆されています。重要なのは、including(〜を含む) という単語が「例」を挙げる表現である点です。
TOEFLの問題では、たったひとつの原因を断定せずに複数の可能性が示されていることに気づけるかも大切です。推論の設問で、「効率的な移動」が二足歩行の唯一の原因だと述べられているか?と問われた場合、それは誤りだと判断できる必要があります。本文はほかにも理由がありえることを示しているからです。注目しておきた語は、bipedalism(二足歩行)です。bi- は「二つ」を表しますし、後半には freed their hands(手を自由にした)とあるので、知らない専門用語でも何となく意味は推測できますね!
一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現
Fossil evidence shows changes in hip and leg structure that support these ideas.
化石証拠は、これらの考えを裏づける腰と脚の構造の変化を示している。
▶この文は、前文に出てきた説を裏づける「証拠」について述べています。fossil evidence は「化石証拠」という意味です。事実確認の設問として、化石が示していることは何かを問われるかもしれません。こうした人類学のパッセージに限らず、TOEFLでは「仮説は複数ある」「理論は証拠で支えられている」という点を押さえて読むことが大切です。
講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne | |
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日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。 |
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