毎日Eトレ!【1677】文化史で押さえるべき視点とは?

デイビッド・セイン先生が教える
TOEFLスコアアップのコツ

セイン先生がTOEFL対策で役に立つ英語をご紹介します。米国留学、大学院進学では必要になるTOEFL、ぜひこちらのコラムをご覧ください!今回は、文化史、です。

 

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Impressionist painters sought to capture the fleeting effects of light and atmosphere in their work. They often painted outdoors and used quick, visible brushstrokes to depict natural scenes.

印象派の画家たちは光や大気のつかの間の現象を作品にとらえようとした。彼らは戸外での制作を好み、素早く目に見える筆づかいで自然の風景を描いた。

 

光や大気の印象をとらえようとした

TOEFLの美術史の文章では、ある芸術運動の特徴をどのように説明しているか、その構造を理解することが大切です。上の2文では、印象派の画家たちについて、まず何を目指したのか、またどのような方法を取ったのかを説明しています。つまり、光や空気の一瞬をとらえるという「目的」と、そのために戸外で制作したり独特の筆づかいを用いたりしたという「手段」を示しているわけです。重要な語句は fleeting effects です。fleeting は「一瞬の、はかない」、effects はこの場合「効果」というよりも「印象、現象」なので、「つかの間の現象、一瞬の印象」という意味になります。また、visible brushstrokes は「目に見える筆跡」という絵画の技法を表しています。

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

This technique marked a departure from the precise realism favored by earlier academic painters.


この技法は、従来のアカデミックな画家たちが好んだ精密な写実主義とは一線を画していた。

 

▶ここでは、印象派を説明するために過去の流派との違いを強調していて、a departure from ...(~からの逸脱)という対比の表現を用いています。precise realism は「精密な写実主義」を表し、上で述べられた visible brushstrokes と対照的です。このように文化や歴史のパッセージでは「特徴」と「対比」が読解のカギとなります。

 

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

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