毎日Eトレ!【1681】ミツバチのダンスから学ぶ対応関係
デイビッド・セイン先生が教える
TOEFLスコアアップのコツ

セイン先生がTOEFL対策で役に立つ英語をご紹介します。米国留学、大学院進学では必要になるTOEFL、ぜひこちらのコラムをご覧ください!今回は、ミツバチのダンスから学ぶ対応関係、です。
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Honeybees communicate the location of food sources through a behavior known as the waggle dance, in which the angle and duration of their movements indicate both the direction and distance of nearby flowers.
ミツバチは「尻振りダンス」と呼ばれる行動を通じて食料源の場所を伝える。このとき、動きの角度と持続時間が、近くの花の方向と距離を示している。
仲間に食料の場所を伝えるミツバチ
TOEFLの問題では、生物学のパッセージが出題されることも多いです。今回の例文は、ミツバチの行動がどんな意味を「示す」(indicate)のかを述べています。大切なのは、何と何が対応しているかを正しくつかむ力です。この文では、angle(角度)= direction(方向)、duration(持続時間)= distance(距離)という対応関係が示されています。これを読み誤ると本文全体の趣旨がつかめず、設問でも混乱します。 語句に目を向けると、communicate には「(情報を)伝える」という意味があります。また、waggle dance はミツバチの尻振りダンスを表す専門用語で、動詞としての waggle には「揺する、振る」という意味があります。
一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現
This dance enables the colony to exploit resources efficiently without each bee searching independently.
このダンスによって、それぞれのハチが個別に探さなくても、群れは効率的に資源を利用できる。
▶先ほどのダンスの仕組みが、群れ(colony)にとってどんな効果があるかを説明した文です。こうした、より広い視点から意義を述べた個所を見つけられると、パッセージ全体の狙いを理解しやすくなります。ここに出てくる exploit は「利用する」という意味です。「搾取する」のようなネガティブな意味もありますが、この文脈では有効に活用するというニュアンスで使われています。
講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne | |
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日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。 |
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