毎日Eトレ!【1688】「〜にほかならない」を英語でどう言う?

デイビッド・セイン先生が教える
英検上級レベルの英語感覚

今回からセイン先生の連載は、英検上級レベルについて解説してもらいます。
第一回は、「~にほかならない」という表現です。皆さん英語で言えますか?

 

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The rescue team’s dedication was nothing short of heroic, as they continued their mission despite the raging storm.

荒れ狂う嵐にもかかわらず任務を続けた救助隊の献身はまさに英雄的だった。

 

まさに英雄的な献身だ

英語で何かを強く伝えたいとき、つい very や really を重ねてしまうこともありますよね。しかし、英検上級レベルではもっと力のある言い方が必要になります。そんな場合にぴったりなのが nothing short of ...(〜にほかならない、まさに〜だ)という表現です。上の例文では heroic という形容詞を強調して「まさに英雄的だ」と言い切っています。この nothing short of ... というフレーズは、名詞を伴って使うこともできます。たとえば、Her performance was nothing short of perfection.(彼女の演技は完璧そのものだった)のように、「〜にほかならない」というニュアンスで強調するのに使えます。

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

The government’s response was nothing short of a disaster.


政府の対応は惨事そのものだった。

 

▶この nothing short of ... という表現は、良い意味だけでなく悪い評価をするときにも使えます。上の文では disaster(惨事)という批判の度合いを最大限に高めています。このほか、His remark was nothing short of rude.(彼の発言は失礼きわまりなかった)のように人の行動にも応用できます。どんな気持ちをこめるにせよ、nothing short of ... は英検のライティングやスピーキングで意見をはっきり伝えるときに頼りになる表現です。

 

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

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