毎日Eトレ!【1692】「〜と言っても過言ではない」と言い切るには?
デイビッド・セイン先生が教える
英検上級レベルの英語感覚
英検上級レベルについてセイン先生に解説してもらいます。
今回は、「〜と言っても過言ではない」という表現です。皆さん英語で言えますか?
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It is no exaggeration to say that climate change is the greatest challenge of our time.
気候変動は現代における最大の課題だと言っても過言ではない。
「誇張ではない」という強調表現
英検のライティング問題や2次試験では、自分の考えをしっかりと主張する力が求められます。そんなときに便利なのが、It is no exaggeration to say that ...(〜と言っても過言ではない) という表現です。exaggeration は「誇張」を表す単語ですので、no exaggeration to ... で「~するのは誇張ではない(=過言ではない)」という意味になります。「大げさに聞こえるかもしれないけれど事実だ」と、強く断言したいときに使うフレーズです。たとえば、It is no exaggeration to say that education shapes the future of a nation. なら「教育が国の未来を形づくると言っても過言ではない」となり、そのくらい重要だということの強調表現になります。英検のエッセイでは、主張の導入で用いると特に効果的な言い回しです。
一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現
It would be no exaggeration to say that volunteering changes people’s perspectives on life.
ボランティア活動が人の人生観を変えると言っても過言ではないだろう。
▶ここでの would be は、控えめなトーンを表します。同じ「〜と言っても過言ではない」でも、It is no exaggeration to say that ... の場合と比べて少し柔らかく響きます。英検のスピーキングで自分の意見を述べるときに使うと、意見の重みを増しつつも冷静な語調になります。perspectives on life は「人生に対する見方」つまり「人生観」です。
| 講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne | |
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日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。 |
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