毎日Eトレ!【1696】小論文の主張に重みを与えるフレーズは?

デイビッド・セイン先生が教える
英検上級レベルの英語感覚

英検上級レベルについてセイン先生に解説してもらいます。
今回は、小論文の主張に重みを与えるフレーズです。

 

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As the population continues to age, societies are bound to face increasing pressure on their pension and healthcare systems.

人々が高齢化するにつれて、社会は年金・医療制度への負担増に直面せざるを得なくなる。

 

「~するのは確実だ」で強い予測を述べる

英検1級や準1級のライティングでは、将来について自分の予測を述べることもあるでしょう。そんなときに使えるのが be bound to do という表現です。ここでの bound は「縛られた」といった意味ですので、be bound to do は「~するのは避けられない」と、当然そうなるという強い予測を表します。上の例文では、社会はきっと問題に直面するだろうというニュアンスで必然性を述べています。ほかにも、When wages stagnate for years, social inequality is bound to widen.(賃金が何年も停滞すれば、社会の格差が広がるのは確実だ)のように言えば、因果関係を示すことができます。単純な推測ではなく、will よりも理屈に裏づけられた感じがするため、エッセイ(小論文)での論理的な主張にぴったりです。

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

With the rise of remote work, traditional office culture is bound to undergo significant change.


リモートワークの普及に伴い、従来のオフィス文化は大きな変化を余儀なくされるだろう。

 

▶この言い回しは、未来の方向性がほぼ決まっていることを強調するのに用いられます。似た表現に be likely to do(〜しそうだ)がありますが、こちらは「可能性が高い」というやや控えめな語調です。英検では、今後の見通しを述べる結論部分に be bound to do を使うと、英語らしい説得力が出ます。

 

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

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