幼児英語教育のウソ・ホント - 効果が上がる方法とは? -24-家族の役割

幼児英語教育について学びましょう

これまでの記事で、幼児が英語を学ぶ方法やその効果についてまとめてきました。その中には、お子さんがほぼひとりでできる方法もあれば、お家の方が積極的にかかわらなければならないものもあります。いずれにせよ、保護者の影響が絶大な幼児期。先生やアプリにまかせておけば、何もしないでいいというわけにはいきません。では、お家の人はどんな役割を果たせばいいのでしょうか。

 

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子どもが幼いほど家族の影響は強い

 お子さんの英語を先生やアプリに任せている場合でも、お家の人は何もしないでいいというわけではありません。言うまでもないことですが、幼児にとって、生きるために必要なすべてを与えてくれる保護者の存在は絶対です。ですから、保護者が関心を示してくれるかどうかで、お子さんの意欲に決定的な差が生じます。お子さんに英語を教えることはなくても、英語が大切だと思っているというメッセージは伝えましょう。英語を習い始めるときだけではなく、継続的に見守ってあげることが大切です。

 英語の歌を歌うとママがほめてくれる、レッスンについてパパが聞いてくれた、おばあちゃんが感心してくれたなど、身近な人のポジティブな反応がお子さんの学習を促します。逆に、ダメ出しをしたり怒ったりしたら、やりたくなくなるでしょう。また、幼い子どもは上のお子さんの真似をしたがるものです。お姉さんやお兄さんがいる場合には、協力をお願いしておくといいでしょう。協力といっても大げさなことではなく、ネガティブな言葉や態度をしなければいいのです。「そのアプリばかみたい」とか「キャラクターかわいくない」などケチをつけるようなことは言わないよう、あらかじめ話しておきましょう。

 

家族で英語を楽しむ

 一緒に英語のゲームをしたり、歌を歌ったりするのも効果的です。お子さんが間違えたときは、直さないでも、大人が正しい言い方で言ってあげればだんだんと覚えていきます。大人が楽しそうにしていると、お子さんも「英語は楽しいもの」と認識します。そして、そのような影響力を利用できるのも幼いうちです。

 

親の背中を見て育つ

 同じレッスンに行っているのに、または同じアプリを使っているのに、お子さんによって開きが出るのはなぜでしょうか。向き不向き以上に大切なのは、レッスン時間以外にどのくらい頻繁に英語に触れているかです。だからといって、「宿題やった?」では、やる気に火がつきません。

 「子どもは親の背中を見て育つ」と言います。お家の方が見本を見せてあげてはどうでしょうか。大人が家で何か勉強をして、その意義や楽しさを話してあげれば、強制されなくてもやりたくなるでしょう。1回でダメでも、継続してみてください。

 語学学習にとって「継続は力なり」ですが、おうちの方からの働き掛けにも継続が必要です。

 

 

ライタープロフィール●外国語人

英語、フランス語、外国語としての日本語を教えつつ、語学力に留まらない読む力、書く力を養成することが必要であると痛感。ヨーロッパで15年以上暮らし、とりあえず帰国。この世界の様々な地域で日常の中に潜む文化の違いが面白くて仕方がない。子育て、犬育て中。TOEIC®985点
https://www.znd-language.com

 

 

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