幼児英語教育のウソ・ホント - 効果が上がる方法とは? -25-家族の役割 2
幼児英語教育について学びましょう

前回の記事では、家族の影響が強い幼児期に、お家の方がどう接すれば英語がやりたくなるのかについてまとめました。今回は、お子さんがなるべくたくさん英語に触れるために、お家でできる工夫について解説します。
お得な情報
小学校での英語教科化、高校・大学受験で英検が使用出来たりと、英検®受験熱は高まる一方です。
Cheer up! Englishでは英検®を受ける方におススメの学校・レビューをご紹介
どうやって英語に触れている時間を増やすか
1週間に1~2回のレッスンで英語ができるようになるわけではありません。では、毎日英語保育園に通わせたりレッスンを受けたりしないとできるようにならないのかというと、そういうわけでもありません。レッスンとレッスンの間に、お家でたっぷり英語に触れられればいいのです。とはいうものの、あまり長い間スクリーンを見つめるのは、お子さんの健康に良くありません。そこで、お勉強としてではなく、たいていの家庭で簡単に導入できる方法を考えてみましょう。
子どもの英語聞き流し
聞き流し英語をやってみたけど対して効果を感じなかったという大人の方は多いかもしれません。しかし、大人と子どもは違います。テレビをつけっぱなしのご家庭も多いようですが、代わりに英語の歌やお話を、BGMとして流してみましょう。お子さんが遊んでいるときやお風呂の時間に、かけてみてください。リピートしたり、集中したりする必要はありません。あくまでもBGMです。嫌がらなければOKなので、可能なら数時間でもかけっぱなしにしてみましょう。嫌がる場合は、声や音楽など、何かしらお子さんが嫌いな要素があるのかもしれません。別のものに変えてみてください。たまに無音で過ごしたいなら、もちろんそれも必要でしょう。大人だって同じですよね。
聞き流しは、意味がわかってもわからなくても効果があります。特に、発音やリスニング力の向上に有効です。
英語の手遊び歌
動画サイトで「英語 手遊び歌」と検索すれば、いくらでも出てきます。いろいろ試してみましょう。これもお子さんによって好みが分かれるので、楽しそうならOKです。
一般的には、年齢が低いほど内容や動きが単純なもの、年齢が上がるにしたがって複雑なものに挑戦するといいでしょう。手遊びをするとき、お子さんのペースに合わせてあげるのもポイント。歌で覚えたフレーズは、大人でも忘れないものです。ネイティブが歌うのを聞きながら一緒に手遊びをすれば、自然と発音が身に付きます。
また、英語にかぎらず手遊び歌は、手指を動かすことで脳の血流が増え、脳が活性化されます。お家の方とスキンシップを取ることで、信頼関係が深まり、情緒も安定すると言われています。相手とのやりとりによってコミュニケーション能力が発達し、ごっこ遊びによって想像力も刺激されるということで、いいことずくめ。それほど時間を取るものではないので、隙間時間やお風呂の時間に取り入れてみるのもいいでしょう。
ライタープロフィール●外国語人 | |
![]() |
英語、フランス語、外国語としての日本語を教えつつ、語学力に留まらない読む力、書く力を養成することが必要であると痛感。ヨーロッパで15年以上暮らし、とりあえず帰国。この世界の様々な地域で日常の中に潜む文化の違いが面白くて仕方がない。子育て、犬育て中。TOEIC®985点 |