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大人の学び直し英語【208】 否定の副詞 1

品詞について

前回と前々回で、確実性の副詞についてまとめました。今回と次回で、否定の副詞について解説します。おなじみのものからあまり使わないものまであるかと思いますが、一度は習ったことがある単語ばかりです。この機会におさらいしておきましょう。

 

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否定文でおなじみの副詞

否定文を作るときに使うおなじみのnotやneverは副詞です。

そのほか、「ほとんど~ない」を意味するhardly(話し言葉でも書き言葉でも広く使える)やscarecely(ややフォーマル), 「かろうじて~する」という意味のbarely, 「めったに~しない」というrarelyも否定の副詞です。

 

I can hardly hear you.
意味:あなたの声がほとんど聞こえません。

 

He rarely speaks in class.
意味:彼は授業中めったに発言しない。

 

※ちなみに、授業中に「おしゃべりをする」というときはspeakではなくtalkを使います。

文の中にひとつ否定の副詞があれば、さらにnotなどを加える必要はありません。

 

形容詞としても副詞としても頻出のlittle

形容詞としてよく使われるlittleですが、副詞としても使われます。
まずは形容詞としての little と a little の違いをおさらいしましょう。

 

There is a little hope of success.
意味:少しは成功の望みがある。

 

There is little hope of success.
意味:成功の望みはほとんどない。

 

a little は肯定的な意味合い、littleだけだと否定的な意味になります。
これは副詞として使われるときも同じで、littleは否定の副詞といえます。

 

He little understood what she meant.
意味:彼は彼女の言ったことをほとんど理解していなかった。

 

動詞understoodを修飾しているので、副詞ですね。

副詞としてのlittleは書き言葉でよく使われ、口語ではhardlyの方が一般的です。

 

練習問題

次の英文を日本語にしてみてください。

1 She could scarcely believe her eyes.

2 He barely passed the exam.

3 She little realized how serious the problem was.

4 Never drink and drive.

 

解答・解説

1 彼女はほとんど自分の目が信じられなかった。

2 彼はギリギリで試験に受かった。
-barelyは否定の副詞ではあるが、「かろうじて~する(した)」という意味。

3 彼女はその問題がどんなに深刻なものかほとんどわかっていなかった。

4 決して飲んで運転するな。
-否定の命令文。Don’tを使うより強い言い方になる。

 

 

ライタープロフィール●外国語人

英語、フランス語、外国語としての日本語を教えつつ、語学力に留まらない読む力、書く力を養成することが必要であると痛感。ヨーロッパで15年以上暮らし、とりあえず帰国。この世界の様々な地域で日常の中に潜む文化の違いが面白くて仕方がない。子育て、犬育て中。TOEIC®985点
Shibashibaのコーチング&語学レッスン

 

 

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